きたごうそうていしゃ

北郷創庭舎


役割分担-その2

もうひとつの大事な役割分担、維持管理。初期費用と維持費用のバランスはありますが、家も庭も、維持するための手間や費用が必ずかかります。メンテナンスフリーということは、決してありません。
維持管理って、例えば、


  • 庭の掃除だってたまにはしないといけません。仮に庭に木を植えていなくても、風が吹けば外から落ち葉が舞い込んでくるし、ゴミや埃だって飛んできます。

  • 草花を植えれば、水遣りもしないといけません。植木は、根付いてしまえば、水やりの心配はあまり要らなくなってきますが、今度は剪定が必要になってきます。肥料や病害虫防除も必要になるかも知れませんし、枯れてしまう事だって無いとは限りません。

  • 草むしりもしないといけません。

  • コンクリートやブロックの汚れが目立つようになれば、汚れ落しや塗装が必要になるかも知れません。


他にも、想定していない事や色々な事が、充分に起こりえます。そういう作業を、誰がやるか。作業内容だけ見ると、自分で出来るものも多いのですが、何が出来るかは個人差がありますし、出来るとしても、時間的・気分的な余裕があるかということも考えないといけません。また、時間が無くて自分で出来ない作業や、剪定などを業者に依頼する場合には、当然、コストがかかるので、それも見込んでおいたほうが良いと思います。

ところで、維持管理は楽に越したことはありませんが、手をかけたり向き合ったりすることが無ければ、愛着も生まれません。相手によっても変わります。ひたすら草むしりするだけの苦痛の空間や時間もあれば、あまり苦にならなかったり、好きな時間だったりすることもあるはず。こちらの気持ちによっても変わります。コストだって、それが許せる範囲で、得られる結果がそれ以上であれば、問題にはならないでしょう。大事なことは、ただ単に維持管理を減らすことだけではなくて、それらの内容とバランスだと思います。それを探るのは、住まい手と業者の共同作業です。

考えてみると、維持管理をどうするかということは、庭なり外構なりを作るときにある程度決まってしまう問題なのです。そのプランの中にすでに仕組まれてしまっています。だから、なるべく早い時期から、しかし焦らずに。