予算
かなり大雑把な目安ですが、庭と外構にかかる費用は、車を買うのと同じくらいはかかります。もちろん、それぞれの考え方次第で、とりあえず必要最低限の機能があればいいのか、少しこだわりたいのかによって、内容は大きく変わりますし、広さもさまざまですので、かなりの開きはあります。また、すでに外構が出来ていればより少ない金額で収まりますし、外構の変更工事をするようになってしまうと、逆に工事費が二重にかかることもありえます。
ところで、庭や外構にお金をかける前に、家にお金をかけなくてはいけません。家を建てる建築側はいかに良い家を作るかが仕事ですから、可能な限り充実した内容を提案しますし、本体工事以外にも電気・水道・ガス・内装・家具・家電品なども必要になってきます。住まい手にとっては、たぶん人生最大の買い物ですから、夢はどんどん膨らんでゆきますが、それに連れて、出費もかさんでゆきます。さらに、住み始める時に駐車場は欲しいし、引越し費用だってかかるし、多少はあったはずのゆとりも、気がつけば...ということになりがちです(そうならなければ問題無しです)。そうなると、残された選択肢は多分三つ。その一、庭には手をつけずに、更地のままで過ごす(いずれ余裕の出来るときまで?)。その二、少しは業者に頼むにしても、あとは自分で芝を張ったりしてなるべく予算をかけずにやりくりする。その三、融資を増額する(庭や外構も、住宅ローンやリフォーム・ローンの対象になります)。
家と庭は、そこに暮らす人・家庭と一緒にあります。毎日忙しくて、庭で過ごす暇なんて無いんだから、家がほぼ100%で、あとは駐車スペースがあればいいという考え方もあります。 でも、そういう時間に生きているからこそ、潤いのあるやすらげる空間が大切だという考え方もできます。もし、そう考えるなら、無限ではない予算の中で、得るものと得られないもの・失うものとのバランス、生活空間全体の心地良さを向上させるためのより良い組合せについて、考えてみて損は無いと思います。
もし、すでに予算的な余裕もなくて、ローンも組みたくないとしたら、成り行きに任せず、なおさら計画的に考えてください。殺風景な空間で過ごすことはお勧めしませんが、無計画につぎはぎした庭はもっとお勧めできません。程度によりますが、途中で嫌になっても、毎日眺めないといけないし、いずれやり直すことが出来たとしても、それまでに費やしたコストと時間が空しくなってしまいます。前向きに考えることが出来れば、道は開けることが多いものです。
もし、成り行きで作ってしまっていたら。それは、より良い庭を作るために、貴重な教訓を得たと考えましょう。もっと良い庭にするチャンスです。
